機動戦士ガンダムTHE ORIGIN展~EX・過去編
こんにちは♪皆さん♪
7月16日(土)~キャナルシティ博多で開催されている機動戦士ガンダムTHE ORIGIN展の様子を引き続き紹介していきたいと思います。
前回は起動・激闘編を紹介して1年戦争編を順次という形での紹介を予定しておりましたが本展にそれ以前のシャア・セイラ編~ルウム戦役編へと続くTHE ORIGINの展示もあったので先にそれを紹介した後に再び1年戦争編の展示を改めて紹介させていただこうと思っています。
なお前回の紹介で1部誤りがあったのでお詫びと訂正があります。
本展の最初のエリアに飾られていたイラストでTHE ORIGIN版の二刀流のビームサーベルを手に持つガンダムを紹介しました。
説明としてRX78ガンダムとコメントしましたが正式にはRX78ー2ガンダムでした。
ファーストの時系列はTV版アニメと漫画版THE ORIGINではかなり違った形なのでごっちゃになっていました。お詫び申し上げます。
まず↑はジオン家の肖像となります。
奥に立つのが父ジオン・ダイクンソファには左から母アストライア→アルテイシア→キャスバルとなります。
初めてこのTHE ORIGINシリーズを観たのは劇場版公開からでしたが特に幼少期のアルテイシアの可愛らしさは印象的だったと思いました。
さて今回の紹介に移させてもらいます。
↑は父ジオン・ザイクンの葬儀でのキャスバル坊(後のシャア)とアルテイシア(後のセイラ)です。
時にキャスバル当時11歳という幼少期です。ちなみに同じ年としてはザビ家の末弟ガルマ・ザビがいます。
↑はファーストTVシリーズでも登場したランバ・ラルとクラウレ・ハモンです。
サイド3の実権をもくろみ政治指導者ジオン・ダイクンを暗殺したザビ家一党がジオンの遺児であるキャスバル達をも命を狙おうとしますがランバ・ラル達はキャスバル達を守ろうと地球への逃亡を手助けしました。
THE ORIGINではランバ・ラルもまだ若く痩せていて格好良くハモンさんも美人に描かれてしましたので昔からのファンの2人のイメージがだいぶ変わったのではないかと思われます。
↑はサイド3から脱出を図るキャスバル達の様子を描いたヒトコマとなります。
ジオン家の屋敷にランバ・ラルの手配で動いていたハモンさんが連邦の初期型ガンタンクを奪取し迎えに来ます。
この時に体の小さいキャスバルとアルテイアは上部コクピットに乗せられました。
その行く手を阻む連邦の同じガンタンク部隊に対して砲撃を仕かけ撃破します。
↑のその最初の一撃時のコマとなっています。
(126) 「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」第1話 90秒予告 第2弾 - YouTube
次に紹介するのは父ジオンを亡くしランバ・ラルの父ジンバ・ラルの屋敷にかくまわれていたキャスバルにキシリア・ザビが出向き手錠をかけて脅すシーンのカットとなります。
THE ORIGINシリーズではキャラの声優オーディションはギレンの銀河万丈さんとシャアの池田秀一さんまたアムロの古谷徹さんとカイ・シデンの古川登志夫は安彦監督の希望で決まっていたそうです。
なおキャスバルはオーディションを経てワンピースのルフィやドラゴンボール・シリーズのクリリンでも有名な田中真弓さんが担当しその後のもう1つのキャスバルの仮の名だったエドワウ・マスは何とシャアの池田秀一さんもやりたいとの事でオーディションに参加して決まったとの事です。
一方こちらはザビ家兄妹です。
ファーストのTV版アニメと違いキシリアは若々しく描かれています。
長兄ギレンもまだ父デギンと比べると貫禄にかける雰囲気で三男も優しい性格だったりとザビ家一党もまた成長の過程が垣間見えるのもTHE ORIGINの魅力の1つだと思います。
↑はジオンのMS開発の様子を描いたコマの1つです。
工事用として運用されていたMW(モビル・ワーカー)を軍事用として転用させた機体がMSですがその実験では責任者はドズル・ザビそしてテスト・パイロットは当時は戦争やくざとして有名だった黒い三連星のオルティガとキャスバルの逃亡を計画したとして2階級降格となったランバ・ラルが担当していました。
↑でのモビル・ワーカーのパイロットはオルティガで実験用に闇ルートで手に入れた連邦の初期型ガンタンクを破壊するというシーンです。
ザビ家の長兄ギレンはジオン家を構うラル家を潰そうとしていましたがドズルはランバ・ラルの部下の信頼が厚い事等の優秀さをかっていて1度は軍を干されたランバ・ラルを重要な軍事実験の為に再徴収をかけたと思われます。
(126) MOBILE SUIT GUNDAM THE ORIGIN Ⅱ Artesia's Sorrow Trailer#2 - YouTube
↑はファーストTVアニメ版でも回想シーンが時折あったキャスバルとアルテイシアの別れのシーンの1コマです。
場所は母親や飼っていたクロネコの眠る墓地でその後キャスバルはジオン士官学校に行き父ジオンの復讐を果たす為軍人になります。
そして↑がその時のキャスバル後ろ姿です。
またシャアの過去を描いたTHE ORIGIN・シャア・セイラ編ですが実際に2人の別れを初めて映像化したのは劇場版THE ORIGIN Ⅱ~哀しみのアルテイシア~でした。
ちなみに本編最後のシーンがこの別れのシーンであり最後にキャスバルが背を向ける瞬間に顔のアップとなり↑に載せた主題歌の♬風よ0074♬が流れてエンドロールとなります。
キャスバルとアルテイアの別れ直後にこの曲が流れた時は実際劇場で鳥肌がたつ程感動しましたので是非ご覧ください。まさにこれこそキャスバルのテーマともいうべき楽曲になっていると思います。
(74) Mobile Suit Gundam The Origin - Battle of Loum - YouTube
↑1年戦争編の前哨戦ルウム戦役でのシャアの活躍です。
キャスバルはルウムのジオン士官学校ではザビ家末弟のガルマと同期となり友人となります。
またコロニー内へのジオンと連邦の軍艦の海難事故が発端となりルウムは事実上連邦の支配下となってしまいます。
この時にシャアはガルマを焚き付け蜂起を促して連邦軍基地への士官学校生達による攻撃を仕掛けます。
シャアの戦略ガルマの人気の甲斐もあって見事連邦軍基地を制圧します。
これは後に暁の蜂起と呼ばれジオンの底力を示したクーデターとなります。
またシャアが赤い機体に好んで乗る様になったきっかけの戦いでもあり戦闘終了後に夕焼けを見て
「赤いな・・・実に良い色だ。」
と語るシーンもありました。
ジオンのMS部隊では隊長機は量産型と違いオリジナル・カラーの自機の塗装が許可されていてその結果エース・パイロットだったシャアは赤い機体になる様になったのではないかと思われます。
↑はルウム戦役においてMS部隊の先陣を切ってザクで突入するシャアの様子です。
通常のMSはパイロットの安全確保の為出力80%というリミッターが設置されていまっすがこれを外す事で通常の3倍の速さを実現したのがシャアの機体です。
先に紹介したイラスト後の様子が描かれた原画が↑です。
ルウム戦役では当初はジオンの艦艇に対して連邦は圧倒的に数の多さでまともに戦っていたら敗色濃厚な戦いでしたがMSの別動隊到着によって戦況を変えてジオンを勝利に導きました。
↑はルウム以前に月のグラナダを攻略している戦闘のシャアの機体です。
後にここはジオン宇宙軍本部としてザビ家の長女キシリアが赴任する事になります。
この様に地球から1番遠いサイド3のジオン公国という1コロニー国家は1年戦争以前にその拠点を確保した後に宣戦布告した事が良く分かるのがTHE ORIGINシリーズといえます。
(74) 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅳ 予告第2弾 - YouTube
それでもルウムでの戦闘において最大の戦果を挙げたのは実は黒い三連星です。
シャアは5隻の戦艦撃破でしたが勝敗を決する攻撃を仕掛けたのは彼らで敵主力艦隊の旗艦レビル将軍を乗せたアナンケと撃破しレビル将軍を捕虜にしたという事を考えるとシャアより戦果を挙げたパイロット達だと思われます。
所属はキシリア直属でそのMSカラーは黒と紫が特徴ですが黒い三連星の機体はそれプラス三連星のエンブレムを付けていました。
(74) 機動戦士ガンダム Twilight AXIS PV02 - YouTube
シャアとセイラ編の中ではララァ・スンとの出会いも描かれています。
インド出身で大家族だった事で生活も貧しかったララァは持って生まれた予知能力を買われてマフィアの元で働く様になります。
シャアとの最初の出会いはカジノのルーレットでした。その後に偶然ララァと再会した時に本人の素性を知り逃がしてやる事にしますが結局最終的にはジオンのエース・パイロットになったシャアはララァを月のフラナガン機関に預ける事にします。
同じく載せた動画は劇場版トワイライト・アクシズという作品です。
逆襲のシャア後のネオ・ジオン残党が行方不明になったシャアを捜索するというストーリーがベースとなっておりその主人公はかつてフラナガン機関にいた女性でシャアに好意を持っていたもののララァが優秀だった為相手にされなかったという経歴も紹介されていたので余談ですがリンクさせてみました。
なおい本編の評価は最悪というしかなく余りヒットしたガンダム作にはならなかった様です。
本コーナーのキービジュアルにもなっているイラストです。シャアのそれぞれの年代の姿とバックには初めてシャアが乗るMSのMS06ーⅠ(旧ザク)が描かれています。
(76) GUNDAM RISING ~GUNDAM THE ORIGIN Target U.C.0079 - YouTube
劇場版THE ORIGINのエンド・ロールには次回予告も流れたりしておりました。
ファンはそれを観て次回への展開を楽しみしまた同時に公開予定等も合わせて告知されていたのでいつ頃観れるのかもチェック出来る様になっていました。
シリーズの後半になって来るとファーストTVアニメ版で登場するホワイトベースのクルー達のどれまでの様子も描かれていました。
↑に載せた動画も本編のエンド・ロール後に上映されていた映像でファン達はいずれは1年戦争編のTHE ORIGINの劇場公開もという期待もありました。
結局シャア・セイラ編が終了するTHE ORIGINの劇場公開時のオンライン(東京と各映画館をつなぐ同時中継)舞台挨拶でこれに安彦監督も言及していて
「大人の事情もあってなかなか難しい。」
との答えでした。
最後に紹介するのは本コーナー壁に描かれた安彦監督のイラストです。
キャスバルからシャアへという事みたいです。
結構こういう演出も今回面白かったと思いました。
次回は一時更新を取りやめていた1年戦争編のイラストや原画を中心に紹介したいと思いますのでお楽しみに♪