表舞台に登場しなかった残念なMSの数々
こんにちは。皆さん。
前回でも少し触れた内容ではありますが今回も同様に映像化には映らなかったMSについてとなります。
ただ前回は元祖ガンダムでの設定過程でのというお話しでしたが今回は当初は登場予定としていたMSやそれに加え実はZZ時代に登場する予定のあった1年戦争時の2人の英雄についても考察していきます。
●ZZで登場予定のMS
宇宙世紀シリーズのTVシリーズ第3弾として放映された機動戦士ZZガンダムは当然ですが前作Zガンダムの続編でありその後に作られた劇場版の逆襲のシャアまでに至るつなぎの様な物語でした。
(703) 機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE ムーンガンダム覚醒シーン - YouTube
また最近はさらにその続編のムーン・ガンダムでZZのその後においてもスマフォのアプリ・ゲーム(~UC エンゲージ)でも語られています。
さて話しを戻してZZの方ですが先に登場予定だった2人を紹介したいと思います。
1人目はアムロ・レイです。
Zガンダムでも中盤に登場し地球のレジスタンス組織カラバの1員として戦ったのは有名な話しですが当初は彼もZZに登場予定だった様です。
ただZZ本編ではロンド・ベル隊のブライトさんとカラバのハヤトの会話で・・・
「アムロは宇宙(そら)に上がった様です。」
との言葉がありこれは後に起こるシャアとの決着をつける為という事も物語っているセリフとなっています。
(703) 「アムロ専用Zプラス(A1)」戦闘演出集【ジージェネレーションSEED】 - YouTube
なおその際に登場予定として専用機としてZプラスという機体がありました。
実際にはZZでの登場機会はありませんでしたが制作当時は過去のZガンダムやメタス、百式といったMSの登場が決まっていてこれプラスZZというとガンダムだらけの作品になる事を原作者の富野由悠季監督は嫌ってのNGとなった様です。
それでもファンとしてはガンプラ化もされていて人気の高い機体だった事もありTVゲーム版としては登場させています。
↑は個人的にも当時はまって良くプレイしていたPS2版GジェネSEEDでの戦闘演出です。
余談ですがプレイしていた頃は様々なMSやMAを開発しつつ戦うのですが序盤はアムロしかいなかったせいもあり良くアムロに色々とMSに乗せ換えての戦闘をして難を乗り切ったのを思い出します。
(703) 機動戦士ガンダムZZオープニングHD - YouTube
↑前期OP曲♬アニメじゃない♬
シャアの登場はこのOPムービーのみでした・・・
もう1人はアムロの宿敵シャア・アズナブルです。Zガンダムの最終回ではハマーンのキュベレイと百式で対決しトドメをさされる瞬間に戦場となっていた廃墟のコロニーを頭部バルカンで誘発されて爆破・・・その後行方不明となったのを匂わす百式の残骸が映し出されていました。
ZZでは引き続きハマーンがネオ・ジオンの指導者として地球連邦軍に戦いを挑みますがここでのシャアの役割はどうやら宇宙でのハマーンの監視をいう位置づけだった様です。この事から何らかの登場は予定されていたと思われます。
なおこちらはも本編では名前だけが出て来ています。
ロンド・ベル隊のブライトさんとシャア(キャスバル)の実の妹セイラさんとの会話で・・・
「シャアは今何をしているんだ。」
「兄さんは時を待っていると思います。再び自分を必要とされる時を。」
この事からおそらくハマーンの動向やその先起こりうる事を見定めていたのではないかと思われます。そのうえで自分がハマーンに変わり世に姿を現すタイミングを待っていたのでしょう。
●カラバからネオ・ジオンへ
Zガンダム時には地球のレジスタンス組織カラバの1員として戦っていたアムロですがそのカラバで専用機としていたのがディジェという機体でした。
この時の最後の戦闘はカミーユを宇宙に上げる際の援護が最後であり登場自体は最終回で地球から天体望遠鏡で宇宙の戦闘を見届けるというシーンが最後となっています。
Zガンダムではシャアと共に戦っていたというシリーズ通してファンにはたまらないエピソードがありますがそんな中でその後のMS開発に関わる様な2人の会話がありました。
「モビルスーツを1機置いておいてくれないか。」
「マークⅡはカミーユ君が慣れているので置いていけない。」
「リック・ディアスだけで良い。」
「あれこそエゥーゴが開発した機体だ置いていけんな。」
「それにカラバでは運用は無理だ。」
「やってみせるよ。」
というやり取りだけで会話は終了しています。
ただその後にはアムロの条件をのんだ様なカラバ独自のMS開発がされた様ですがこれは映像化されていない様です。
先に紹介したZプラスです。アムロ専用以外にも量産機としての運用もカラバでされていたとの事です。
元々技術者向きなパイロットでもあったアムロがいたからこその機体と言えます。
ただその操縦技術はおそらく高かった為、カラバのパイロット達はかなりの熟練パイロット達が多くいたのではないかと思われます。
またそのメンバーですが当時のカラバは元ジオンのパイロットの投降者で構成されたいた記述もありまのでそれは可能だったのでしょう。
ディジェ自体も連邦のツイン・アイではなくジオンのモノ・アイが採用されていますのでアムロの技術者向きな考え方とジオンのMS開発の結晶があのディジェだったのかも知れません。
↑シャア専用ディジェ
一方で1年戦争からZZで語られる第1次ネオ・ジオン戦争までで宇宙世紀シリーズのガンダムを巡る戦いの歴史は映像化では後の劇場版の逆襲のシャアまで一応ひとくくりで終わる形です。
(最終的にはガンダムUCや※NTでもその後は語られていますが・・・)
※ナラティブ
またZZ後ではシャアが再びネオ・ジオン総帥として世に登場するまでに乗っていた機体として↑の専用ディジェに乗っていた事も漫画版のジョニー・ライデンの帰還で登場します。
この機体の特徴としてはサイコフレームが採用されている点です。
またさらに0090(逆襲のシャアの3年前)ではロンド・ベル隊初のアムロ専用機としてリック・ディジェ・リック・ディジェ改といった発展形もありアムロが宇宙で戦ったという記録も残されています。
●サザビーの登場
(703) 【逆襲のシャア】サザビーの発進【好きなシーン】 - YouTube
MS開発でその後何かと採用されているサイコフレームですがこれも連邦の技術ではなくジオンの技術でした。
連邦の技術力はジオンに比べ10年遅れている事はすでに1年戦争時にホワイトベースの艦長ブライト・ノアが劇中にも明言されています。
さらにその他のネオ・ジオンのMSとして登場するヤクト・ドーガもこの流れで作られたMSでした。
(703) The MSN 03 Jagd Doga ヤクト・ドーガ - YouTube
ディジェとベースにサイコフレーム採用機においては過去に色々と実験が行われてその実験機が作られていました。
以下にその機体と載せます。
・ディジェ・トラバーシア
ヤクト・ドーガの試作パーツとファンネルを装備させた改修機です。
改修後のパーツを流用した機体でギラ・ドーガの原型とされています。
以上で今回のガンダム考察を終わります。
本当にガンダムという作品は映像化されていないMSや登場人物が多く存在してその後付けとしてガンプラやゲーム展開でファンを魅了し続けているのも長年続く人気の1つだと思います。